クリスマスプレゼント
Written by てらさん
   私が、カマロと出会ったのは1999年12月24日の事でした。
   そのころの私といえば、家賃12000円のぼろアパートに住み毎日車屋でオーディオの取り付け、
および車検を仕事にしてました。

   そんな時、あるお店に車を取りに行ってくれと社長に言われローダーである中古車店にいきました。
   そのときは置き場から車を積むとのことで、ちょっと待っててといわれ、事務所に案内されたとき、
ふと何かに呼ばれたような気がして立ち止まると、そこには、ほこりとオイルにまみれたカマロが置
いてあった。
   その後、社長がきたときふと気になったのでそのカマロの事を聞いてみたらなんと他に2台あって
そのカマロを売るために、部品取りにしていたらしかった。

 次の日、車検上がりの車を持っていったときよく見せてもらうと、デスビとキャブ、タイヤなど結構
部品がなくなっていた。それでも自分の中で「こいつは俺を呼んでいる」と思い込みその場で値段
交渉になってしまった。
 最初のうちは「直して売るのでだめだ」といっていたが、次第にこちらに根負けしてきて
30万と言ってきた。しかし私の手元には、給料の20万しかなかった。
   どうしても30万ですか?というと少し考え込んだのでその隙に、目の前に給料袋を出しこれで
売ってくれ!と掛け合う。今思えば空けてない給料袋をそのまま出すなんてなんとお馬鹿な事を
してしまったのだと反省してる!それを見た社長は何も言わずOKしてくれた。
   それが1999年12月24日の事だった。

 26日から休みに入り毎日ばらしだしていた。
   ヘッドカバーは錆だらけ、エンジンルームは埃まみれ、挙句の果てにはタイヤは1本しかついて
ない。ホイールはフロント4Jリア8Jと変なサイズがついている。
   社長の話では、パワーセンターから買ったものだというので、とりあえずパワーセンターに行って
みる。
   社長は不在だったもののメカニックの人が確かにうちのものだといってくれた。
   壊れてるものは持ってこないと治せるか交換か分からないと言われその日は家に帰った。

   次の日、デスビ、キャブ、オルタネーターなどをもってお店に行った。
   この程度なら、大丈夫です。オーバーホールで何とかなるでしょうと言ってくれるので預けて帰っ
た。

   3日後電話があり、取りに行く。その日は大晦日何とか取りに言ってそのまま取り付けに入る。
   夜になり、そのとき付き合ってた彼女が来たが、まったくお構いなしで作業を進めてる。
   後から言われたが、何かに取り付かれているようだったと言われてたらしい。

   そうして、車の下で200年を迎える事になってしまった。
   その後、ヘダースを外して錆取り&塗装、ヘッドの磨き内装の外しなどをしているうちに一番大
事なことにきずく!お金が足りない、自分ではこれが限界とおもい一旦作業を止める。

   その後足にするために物置になってたミラバンをもらい、車検を取った。
   この車は、パーツを乗せて走るためと割り切り直したものだった!
   そうして、仕事にかまけてるうちに月日があっという間に過ぎてしまった。

   ふと暇なときカマロを見たら雨で汚れていた。
   かわいそうだから高速のそばの納屋にしまってあげようと思い友達と移動する事にした。
   目の前に無いと自然と記憶の中から薄れていきまた仕事に励んでたある日、なぜか急に見た
くなり納屋に行って見るとなんとカマロがないでわありませんか!
   急いで家に変えると、父がいたので聞いてみると知らないの一点張り、途方にくれていると父が
呼んだらしく警察が来ていた。いろいろ聞かれ最後に「あきらめたほうがいいですよ」と言われ、も
う落ち込む以外にありませんでした。

 そうして、最後の別れを済ませ仕事もいやになり辞めてしまいだらだらすごしていた時、都筑でえ
いさくさんにあい、うちのカマロよかったら乗る?といわれた。
   なんとその日は、皮肉にも別れた子供の誕生日でした。これも運命かな?などと思い即答「欲し
いです」の一言。

   そうして今手元にあるのが1988の3adカマロIROC-Zです。
   今月中には車検も取れそうなので今度は、大事に保管しようと思います。
 これも運命、そう思うとやはりあのサメカマは、神様がくれたクリスマスプレゼントに思えてしかた
ないですこんな私ですがこれからも皆さんよろしくお願いします。



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